大腸癌の分類 ~ 便秘と大腸癌(大腸がん)
分類
a肉眼分類
わが国における大腸癌の肉眼分類は,大腸癌取扱い規約による分類が通常用いられています。
また,わが国では古くから胃の進行癌の分類としてBorrmann分類が常用されていますが,大腸でも1~4型をそのまま当てはめて表現することが多いようです。
大腸癌では2型が最も多く、0型は腫瘍の壁深達度がM,SMの癌とし,早期癌と推定されるものを指します。
その亜分類にも胃癌の肉眼型分類が引用され,隆起型はIp,Isp,Is,表面型はⅡa,Ⅱb,Ⅱcなどに分類され,その複合型はⅡa+Ⅱcなどと表現されていますが若干の差があります。
特殊型として結節集簇様病変などもあり施設により対応が違うこともあります。
b進行度分類
ア) 深達度分類
大腸癌取扱い規約による壁深達度分類が一般的です。
なお,組織学的診断には小文字,肉眼的診断には大文字を使用します。
早期大腸癌の定義 粘膜および粘膜下層にとどまる癌でリンパ節転移の有無を問いません。
なお,早期癌はm癌,sm癌であり,mp癌以上の浸潤癌は進行癌に分類されます。
イ) 病期(Stage)分類
1)Dukes分類:
壁深達度とリンパ節転移との有無を組み合わせた分類であり,予後との相関性が高い分類です。
2)Astler-Coller分類:
Dukes分類をより細かく分類したものです。
3)大腸癌取扱い規約病期分類:
上記の壁深達度にリンパ節,腹膜,肝,他臓器への転移の有無や程度を加えて病期を分類したものである。
日本では多くはこの分類にしたがっています。