腫瘍マーカー・注腸造影検査 ~ 便秘と大腸癌(大腸がん)
腫瘍マーカー
大腸癌における腫瘍マーカーとして,CEA(carcinoembryonic antigen)が知られていますが,大腸癌に特異的なものではなく,大腸癌のスクリーニングには正確には不適当です。
しかし肝転移や局所再発の指標としては極めて有用です。
大腸癌で上昇する可能性のある腫瘍マーカーは,CEAのほかにCA19-9などが知られています。
注腸造影検査
経肛門的にバリウムを注入し,さらに空気を入れた二重造影像により診断しますが、いろんな意味で難しい(うまくて真剣に検査をしている人でなければ正確に判断ができない・・・という意味で)検査です。
スクリーニングにはできれば使用しないですめばよいのですが・・・
癌の存在診断のほか,壁の変形から深達度診断も可能で逆に手術の前には必ず必要な検査です。
無変形はm癌,角状変形,弧状変形はsm癌,台形状変形は進行癌を示します。
さらに両側変形をきたしたものは,apple-core signやnapkin ring signといわれ,大腸の進行癌の典型像とされています。
進行癌は2型が多く(70~80%),4型のスキルス癌は大変少ないです。