水酸化マグネシウム
★ミルマグ
錠:350mg 液:7% 70mg/mL(210mL/本)
[薬価]ミルマグ:6.10/錠350mg
制酸剤:1日0.9~2.4g
1日数回に分服(増減)
緩下剤:1日0.9~2.1g 頓用又は数回に
分服(増減)
*本剤は塩類下剤のため,緩下剤として投与の際,できるだけ多くの水(通常約180mL)を飲むとより効果的
【禁忌】
[錠]牛乳に対してアレルギー(カゼインを含有)
【作用】
緩下作用:水酸化Mgは胃内の塩酸と反応して塩化Mgに変わった後,腸内の重炭酸Naと反応して可溶性の吸収し難い重炭酸Mg又は炭酸Mgになる.
腸壁から水を奪って腸管内容は等張になろうとする.
腸内容物は水性膨大,軟化し,大腸に到達し,腸管が内腔の重さと容積の増大により刺激され蠕動が高まる.
粘膜への薬物自体の直接の刺激はなく,内容量の増加が瀉下作用の機序である.
通常服用後約6~12時間程度で軟便を排泄する.
制酸作用:水酸化Mg1gは0.1N-HCl溶液345mLを中和する
【適応】
1)下記疾患における制酸作用と症状の改善:胃・十二指腸潰瘍,胃炎,(急・慢性胃炎,薬剤性胃炎を含む),上部消化管機能異常(神経性食思不振,いわゆる胃下垂症,胃酸過多症を含む)
2)便秘症
【相互】
〈併用注意〉
1)併用薬剤:本剤の吸着作用又は消化管内・体液のpH上昇により吸収・排泄に影響→慎重に
2)テトラサイクリン系抗生物質,ニューキノロン系抗菌薬,ビスホスホン酸系骨代謝改善剤,セフジニルの吸収を阻害→同時服用しない
3)高K血症改善イオン交換樹脂の効果が減弱.併用により全身性アルカローシス等の報告
4)活性型ビタミンD3製剤→高Mg血症
5)ジギタリス製剤・鉄剤の吸収・排泄に影響→同時服用させない
6)大量の牛乳,Ca製剤:milk-alkali syndrome(高Ca血症,高窒素血症,アルカローシス等)→中止
【慎重】
1)腎障害
2)心機能障害
3)下痢
4)高Mg血症
【注意】
〈用法・用量〉
塩類下剤のため,緩下剤として投与の際,できるだけ多くの水(通常約180mL)を飲むとより効果的である
〈適用上〉
[液]服用時:懸濁後速やかに服用
〈その他〉
長期・大量投与で胃・腸管内に結石を形成し腸閉塞を起こした報告あり
[高齢] 注意
【副作用】
1)代謝異常(長期大量投与:高Mg血症)→減量又は休薬等処置
2)消化器(下痢等)
【保存】
錠:防湿